一般企業と記者クラブの関係

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一般企業と記者クラブの関係

一般企業の広報戦略上、記者クラブとの関係は非常に重要なウエイトを占めています。また記者クラブに所属する報道機関も、企業からもたらされる情報を有効に活用しています。民間系記者クラブで最も有名なのが、東京証券取引所内にある「兜記者倶楽部」です。上場企業の決算、役員人事などを発表する記者クラブで、海外メディアを含め29社が加盟し、65部のプレスリリースの配布を必要としています。このほかの民間系記者クラブには、銀行・金融関連業界の「金融記者クラブ」、通信業界の「情報通信記者会」、流通・サービス業界担当の「東商記者クラブ」、電力業界担当の「エネルギー記者会」、鉄鋼・化学の業界担当「重工研究会」、自動車業界は「自動車産業記者会」などがあります。地方にある民間系記者クラブの代表的なものが、県や市の商工会議所の建物の中にある、「商工記者会」です。また官公庁の記者クラブは、民間企業にも利用されています。例えば、鉄道・航空会社や不動産、建設会社などは「国土交通記者会」、医療・医薬、人材派遣会社などは、「厚生労働記者会」でプレスリリースを配布します。

記者クラブとノンペイドパブリシティ

記者クラブに所属する記者は、ペイドパブリシティ(記事風広告)の原稿を書くことは一切ありません。たとえ自社に広告を出稿する企業でも、問題があれば批判記事を書くのが当たり前です。

ノンペイドパブリシティの効果

このように、営業と一線を画す報道姿勢こそが、メディアへの信頼に結び付いているのです。広告とパブリシティの違いは、広告がメディアに料金を支払って自社をアピールするのに対し、パブリシティはメディアの自主的な記事であるために、読者からの信頼を得るのです。パブリシティが、広告に比べ大きな効果をもたらすゆえんです。

リリースには広告のスキルとは異なる技術が求められます

広告と記事が異なるは、ニュース性です。記者は、絶えず、いまなぜその話題を取り上げるのか?を念頭に置いて記事を書いています。1週間も前に起こったことや、誰でもが知っていることやニュースに値しないを事柄を記事にすることはありません。
その意味でプレスリリースは、記者が記事にしようと思う要素を、分りやすく説明し、説得するスキルが求められるのです。